マイアミ・マーリンズから2017年でFA(自由契約)となり、所属先が決まっていなかったイチロー選手ですが、3月6日時点の最新情報で、古巣の「シアトルマリナーズ」への契約が間近というニュースが流れました!!
今年のFA選手の契約が主力選手球の選手も契約が全然決まっておらず、
オープン戦が始まるタイミングまで契約が決まっていない選手が溢れている異常事態となっていました。
そんな絶望的な状況に巻き込まれた中の、このニュースは本当にめでたいですね。
しかも背番号も「51」で、古巣のマリナーズ。。。
ファンにとっては感動的すぎるストーリです。
以下、詳細を観ていきたいと思います。
画像出典:https://www.nikkansports.com/baseball/mlb/news/201803060000020.html
目次
イチロー選手の経緯
イチロー選手は、2001年に日本でFA宣言をして、当時のオリックスブルーウェーブから、シアトルマリナーズへメジャーデビューしました。
最初は日本の野手(バッター)が野球の本場アメリカで通用するのか?という悲観的な意見も多かったですが、アメリカでも、ポケモン以来の日本からの大型輸入と評されていて、期待も大きかったです。
その期待に応えるように、1年目から見事首位打者を取り、ヒットも1年目から242本という異次元の数字を叩き出し、その2001年のMVP,新人王に輝いて、日本人バッターでも活躍できるということを証明しました。
その後も、10年連続で200本安打、首位打者、盗塁王、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞などの数々のタイトルを獲得、
2004年に作った、262安打という数字は、MLB(メジャー)のシーズン最多安打記録を84年ぶりに更新して、未だに破られていません。
ちなみに、マリナーズ時代は城島健司捕手ともチームメイトになっていました。
ヤンキースへの移籍、ジータとの出会い
イチローは、12年7月にヤンキースへトレードで移籍しましたが、この移籍も感動的でした。
「イチローがヤンキースへ移籍する。」
シーズン途中に流れたこのニュースは、日本だけでなく、アメリカ中を驚かせました。
日本でもニュース速報で流れましたね。
10年連続200本安打という記録が達成され、11年連続200本安打という記録が途切れたという一つの節目もあると思いますが、当時マリナーズも若手の育成に力を入れていたので、若い選手に機会を与えたかったのと、イチロー自身が「環境を変えて刺激を求めたい」と記者会見で話したように、
「優勝を狙えるチームへ移籍してみたかった」
という要因が大きかったようです。
当時のマリナーズは連敗も多く、リーグ順位も最下位ばかりの弱小チームで、チームの雰囲気も暗く、イチローとの温度差があったみたいです。
メジャーを代表する球団といえば、やはりニューヨークヤンキースですから、
1度で良いので、熾烈なレギュラー争いをしてでも、そういう優勝を目指せるチームで活躍してみたかったという思いもあったのでしょう。
しかもドラマティックなのが、その移籍発表したその日に、
「ヤンキースVSマリナーズ」という試合があったのです!
マリナーズ時代に10年間、イチローを応援してきたマリナーズのファンからすると、
ライバルチームにイチローが突然移籍するのは、裏切られたようで本当に悲しいニュースです。
普通は試合中に場内でブーイングが起こってもおかしくない状況です。
しかし、シアトルのファンの、イチロー選手への対応は全く違いました。
そのときの動画がこちらです。
スタジアム中で、スタンディングオベーションでの拍手。
そして、それに対してタイムを取り、一礼するイチロー。
まさに感動でした。
デレク・ジーターとの出会い
ヤンキースでは、スター選手の「デレク・ジーター選手」ともチームメイトであり、よき友人でもあったそうで、同じ区画のマンションに住んでいたそうです。
ちなみに、ヤンキース時代、日本人選手としては、田中将大選手や黒田選手ともチームメイトになっていましたね。
後にジータ選手の引退にも立ち会うのですが、これがまた後々、ドラマチックな展開になるんですよね・・・
ジータは引退後、なんとイチローが所属するマイアミ・マーリンズを買収し、球団の新体制で最高経営責任者(CEO)に就任しました。
しかし、マーリンズも若手の育成に力を入れており、43歳のイチロー選手は「高齢である」という理由だけで、自由契約(事実上のクビ)となってしまうのです。。。
「50歳まで現役で居たい」
イチローはずっとそう公言していました。
そのイチローの思いを汲み取って、当初マーリンズ側も何歳までやってくれても構わないという姿勢で契約していました。
それを知っていたジータも、イチローに自由契約を伝えるのは、苦渋の決断だったそうですが、ジータの立場上、チームの再建をしないといけないので、やむを得なかったのでしょう。
地元マリナーズ市民も望んでいたであろうマリナーズへの復帰
10年間所属していたマリナーズへの復帰。まるでドラマのような展開ですね。
当初、移籍先の候補として、マリナーズはイチローの獲得について消極的な姿勢を見せた時期もありました。
ただ、右翼のレギュラー候補のギャメル選手が右わき腹痛で戦列を離脱。開幕が絶望視されて、
外野陣が手薄になったこともあり、一転してイチローとの交渉を進め、急速な展開で合意に達したそうです。
背番号は、慣れ親しんだ「51」になることも確実視されているそうです。
私もこのニュースは本当に心の底から嬉しいです。今後の活躍に大きな期待をしています。
イチロー選手、本当におめでとうございます!!