女子バレーで、日本代表選手にも選ばれている大野果奈選手(NECレッドロケッツ)が
薬物違反の疑いで2ヶ月資格停止になっていることがバレーボールファンの間で話題になっています
1月の発覚後に暫定的に処分を受けていましたが、
陽性反応が出たため、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)より、
2ヶ月の出場資格停止処分が科せられて、これにより1月7日〜3月6日まで出場ができなくなりました。
※画像出典:http://w-volley.necsports.net/member_detail/id=89
目次
大野果奈プロフィール
まずは大野果奈選手のプロフィールから見ていきましょう。
名前:大野 果奈(Kana Ono)所属チーム:NECレッドロケッツ
ポジション:センター(ミドルブロッカー)
身長 180cm
出身校 古川学園高
生年月日 1992/06/30
職場名 NEC システムプラットフォームビジネスユニット
システムプラットフォーム企画本部コートネーム サワ
血液型 A
大野選手は、相手の攻撃を防ぐミドルブロッカーとしながらも、
速攻を得意とする攻撃的なスタイルで得点を量産し、日本代表としても選抜されて
世界を相手に大活躍していました。
処方されたぜんそく薬を服用しただけでドーピング?
昨年12月の全日本選手権で受けた検査で、
使用を禁止されている「ツロブテロール」という物質が検出されたそうです。
「ツロブテロール」が検出された原因としては、
ぜんそくのため医師から処方されて服用した薬に含まれていたとのこと。
大野選手は、診察を受ける際に、禁止物質を含まない薬の処方を求めたらしいのですが、
医師側に十分な知識がなかったことが原因で、
今回の結果になってしまったといいます。
JADAによると、この医師は日本バレーボール協会によるドーピング防止の研修などは
受けていなかったと言います。
なので、大野果奈選手からすれば、いたたまれないというか、
かわいそうな気になりますね・・・
所属しているNECレッドロケッツのメンバーにとっても、
大きな影響があったと思います。
そもそも「ツロブテロール」って何?
ツロブテロールは、気管支を広げる薬として、
喘息や気管支炎の治療に使われるお薬とされています。
副作用の少ない治療薬として、一般的に多く服用されているお薬です。
今回の大野果奈選手だけではなく、
以前にも同じように喘息の治療薬として服用したことで
ドーピング検査に引っかかった選手もいるようです
原因は何?悪いのは誰?
日本バレーボールリーグ機構会長の木村憲治会長は
「機構の代表として責任を感じている」
との声明を発表しており、
国際バレーボール連盟で医事委員長も務める日本協会の羽牟裕一郎会長は
「今回の結果を厳粛に受け止め、再発防止のための指導の徹底と仕組みづくりを行う」
と協会を通じてコメントしているように、
大野選手個人や、治療薬を服用した個人の責任だけではなく、
バレーボール協会やサポートしているチームを含めて、全体の問題であること
まして、女子バレーの日本代表選手なので、
大事な国際試合の予定には影響が無くてよかったです。
リーグ戦についても、NECのチームは幸い勝ち続けていることが唯一の救いですね
まとめ
喘息の治療薬を処方されて、それを服用したらドーピング・・・
なんとも言えない辛い状況ですね
ぜんそくを患っていながらも、バレーボールを続けて代表選手にまで選ばれるようになり、
結果を残すために圧倒的な努力をしてきたことを考えると、今回ドーピング違反となってしまったことは悔やまれます。
しかし、所属しているNECレッドロケッツも、今のところリーグ内で2位と好成績を残しているので、
大野選手には、負けずに頑張ってほしいと思います!
今回の件を機に、お医者さんもスポーツ選手に対しての薬を処方するときは
より一層神経を研ぎ澄まして取り組んでいき、同じことだけは繰り返さないことをただ願っています
復帰してからのの大野果奈選手の活躍に期待です!