男子サッカーの日本代表監督である、ハビエル・アギーレ氏の解任以来、
日本代表の後任候補の報道は、色んな人の名前があげられましたが、
前アルジェリア代表監督のワヒド・ハリルホジッチが新監督として就任することが内定したと発表されました
3月12日に行われるサッカー協会理事会での承認後に、正式に契約が決まるみたいですね。
一部では、なぜ、サッカーの代表監督は外国人ばかりなのかという疑問も湧いていますが、
移籍金が、2年半で年俸約2億7000万円といわれていて、その高額報酬に驚かれた方も多い反面
「ワヒド・ハリルホジッチ」という名前を初めて聞く人も多いと思うので、
今回は、日本代表の新監督の最有力候補である「ワヒド・ハリルホジッチ」さんのこれまでの監督としての実績や、
プロフィールや出身地、プレースタイルなど見ていきましょう!
目次
ワヒド・ハリルホジッチってどんな人?
まずはプロフィールを見てみましょう
名前:ヴァヒド・ハリルホジッチ(Vahid Halilhodžić)
国籍:ボスニア・ヘルツェゴビナ(旧ユーゴスラビア)
生年月日: 1952年10月15日 (62歳)
監督実績:
1990-1992 FKヴェレジュ・モスタル
1993-1994 ASボーヴェ
1997-1998 ラジャ・カサブランカ
1998-2002 リールOSC
2002-2003 スタッド・レンヌ
2003-2005 パリ・サンジェルマンFC
2005-2006 トラブゾンスポル
2006 アル・イテハド
2008-2010 コートジボワール代表
2010-2011 ディナモ・ザグレブ
2011-2014 アルジェリア代表
2014 トラブゾンスポル
監督時受賞タイトル:
CAFチャンピオンズリーグ:1997年(ラジャ・カサブランカ)
モロッコリーグ:1997、1998年(ラジャ・カサブランカ)
クープ・ドゥ・フランス:2004年(パリ・サンジェルマン)
2部年間最優秀監督:1999年(リール)[7] 年間最優秀監督:2001年(リール)
名前の由来は「親友(ハリル)」「指導者の子孫(ホジッチ)」だそうです。
現役時代はFW。強烈なキックとヘディングが印象的なストライカーだったそうです。
指導者としては、現役時代にプレーしたフランスを含めて、おもにフランス語圏を中心に活動しています。
パリ・サンジェルマンの監督だった2004年には、
レジオン・ドヌール勲章(フランスの最高勲章)を授与されているほどの実績をあげている名監督です
ボスニア人(正確にはヘルツェゴビナ人)らしい反骨の頑固者だそうですが、
同時にユーモアのセンスも兼ね備えている面白い人のようです
元日本代表監督のイビチャ・オシムとの深い親交があった!
「考えて走るサッカー」を提唱し、数々の名言や書籍・インパクト残し、
多くのファンに愛されていた元日本代表監督のイビチャ・オシム氏(73歳)とは、
同じ出身地ということもあり、互いの親交も深いそうです
オシムさんが日本代表の監督時代の2006年に開催されたアジアカップ予選で
サウジアラビアを訪れた際にも、ハリルホジッチ監督がわざわざ見学に訪れて、オシムと旧交を温めていたようです
それから2年後の2008年には、2人は日本で再会し、2008年に開催されたキリンカップで、
ハリルホジッチはコートジボワール代表監督として来日していた際に、
オシムさんはその前年に、病に倒れリハビリ生活中だったにも関わらず、
横浜で行われたコートジボワール対パラグアイの試合を観戦しにいったというエピソードもあります、
その際に、ハリルホジッチ監督は、オシムさんにコートジボワール代表の
ユニフォームをプレゼントするほど深い親交があるようです
ハリルホジッチ監督の現役時代の実績も凄かった!
現役選手時代にはFWとして、ユーゴスラビア代表にも選出され、
32試合に出場して8ゴールという実績をあげています
28歳からはフランスでプレーしており、フランスに移籍して2年目でリーグ得点王に輝き、
その後もFWとして得点を量産し、2回得点王に輝くほどの名フォワードだったそうです
指導者としてのプレースタイルは戦術家?
写真:ロイター/アフロ
指導者としても、フランスのサッカー界では知る人ぞ知る存在として知られています
1999年にはフランスの最優秀監督賞に輝いており、
アルジェリア(11〜14年)の代表監督時代には、ブラジル大会後に、
アルジェリア代表に留任するよう署名運動まで行われそうですが、
「単身赴任を3年も続けたので」
と、続投を断ったそうです(笑)
その後にトルコのチームと契約を結びましたが、
あのイタリア・リーグのビッククラブであるACミランからもオファーが来ていたそうですね…
ワヒド・ハリルホジッチ監督のサッカーの特徴は、自分のチームの特徴や対戦相手に応じて、
さまざまなシステムを使い分ける戦術家として知られています。
ハードワークを通じて、ダイナミックなコンビネーションを要求し、
規律には厳しく、選手の士気を高めるモチベーターとしてカリスマ的な面を持っています。
練習はとにかくハード、
高レベルの要求の連続だそうですが、選手からの人望は厚いようです
本人の性格はとにかく頑固で、水に合うチームでは数シーズンにわたって大きな結果を残しますが、
相性が合わないと判断すると数カ月で辞任するという、両極端の傾向を持っているようです
まとめ
ワヒド・ハリルホジッチ氏が正式に代表監督になったとすれば、
これからの呼び方は、
「ハリルJAPAN」
になりそうですね!
戦略家でカリスマを発揮するタイプだそうですが、
性格はかなりのクセモノで頑固者だそうなので、日本と相性がどうなるのか・・・・
期待が半分、不安が半分といったところでしょうか。。
初めて名前を聞く人も多いと思いますが、監督としての実力や人望は申し分ありません!
移籍金が2年半で年俸約2億7000万円という高額報酬に対しては賛否両論ですが、
日本代表が結果を出せば日本全体が明るくなるので個人的には良いと思います(*^^*)
今後の日本代表に期待です!